フィンランド・ヘルシンキ⇔スウェーデン・ストックホルムのバルト海クルーズでの豪華客船シリヤライン乗船と、地球の鼓動を自分の肌で感じたく地震と火山の島国・アイスランドへ行ってきました! 日本⇔ヨーロッパ間は初めての JAL ファーストクラス・ニュースカイスリーパーソロ! 北欧 & ファーストクラスは約 2年ぶりでしたが、今回も気持ちよく満喫の旅でした。
なお今回の旅行は、特にアイスランドに至っては"地球の歩き方"など存在せず事前の情報収集には少々苦労したため、もし今後行かれる方がいらっしゃった場合に少しでも役立てられるように、なるべく方法(予約・行き方)、各所要時間、値段といった情報も記しておこうと思います。
2007/04/30 | Tokyo -> Frankfurt -> Helsinki
繊細快適! JAL ファーストクラス |
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2007/05/01 | Helsinki ->
ヘルシンキ・スオメンリンナ島と豪華客船シリヤライン |
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2007/05/02 | -> Stockholm
水の都ストックホルム市内散策 |
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2007/05/03 | Stockholm -> Oslo -> Reykjavik 初大西洋 & 地震と火山の島国・アイスランドへ! |
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2007/05/04 | Reykjavik 地球の鼓動が聞こえる!? ゴールデンサークル! |
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2007/05/05 | Reykjavik
レイキャビック市内観光と広大ブルーラグーン! |
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2007/05/06 | Reykjavik -> Oslo
港町レイキャビック & オスロ再び |
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2007/05/07 | Oslo -> Frankfurt -> フランクフルト市内散策 |
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2007/05/08 | -> Tokyo ファーストクラス帰国! |
東京/成田 13:00 -(JL407, B777-300ER, JA732J)→ 18:00 フランクフルト
JAL マイレージバンクのマイレージを使ってファーストクラス特典航空券で搭乗。2007年4月から日本航空がワンワールドに加盟したお陰で、フィンランド航空との、
JAL + 提携社ジョイント特典航空券なるものが登場したため、
東京-(JL)-フランクフルト-(AY)-ヘルシンキ//フランクフルト-(JL)-東京という旅程を
ファーストクラス利用の 120,000 マイルで発券! 2年前北欧へ行った際、当初は JALファーストクラス・ニュースカイスリーパーソロを利用したかったのですが、
残念ながら予約が入らず、
ブリティッシュエアウェイズ(以下 BA)のファーストクラスで行ったということがあり(もちろん快適でしたが)、
今回はリベンジマッチといったところです。
なお出発が月曜日となったのは、4/28(Sat)と 4/29(Sun)はJAL便の特典航空券の利用が出来ないブラックアウト期間だったためです。
少し早めに成田空港へ向かい、JAL ファーストクラスチェックインカウンターで搭乗手続きを済ませ、ファストセキュリティレーンを通って手荷物検査。
共に JGC ステータスにてエコノミークラス利用の時でもありがたく使わさせていただいているのですが、今回はちょっと気分が違いますね。
さていよいよ、出国審査を抜けてJALファーストクラスラウンジへ行きます。いつもは JGCラウンジまたはサクララウンジ利用なので、JAL ファーストクラスラウンジは初めてのこと。楽しみです!
JAL のワンワールド加盟のためなのか、ANA が第一ターミナルでラウンジを新しくしたからか、現在本来のラウンジは建設工事中!
今回はサクララウンジ annex 内に仕切られた特設のファーストクラスラウンジ(スペース)を利用。
サクララウンジ annex共通の受け付けで搭乗券を見せると、ファーストクラスラウンジまで誘導して下さいました。
お酒は係員さんに言うと作ってもらえたり、食べ物もおにぎりやおつまみだけでなく、お寿司も置いてあり、サクララウンジよりは内容がよかったです。
でも、2年前に利用した BA のロンドン/ヒースローのファーストクラスラウンジと比較するとちょっと見劣りしちゃいますね。
今度の新しいラウンジに期待! といったところでしょうか。
お寿司もおいしかったのですが、しかしです! これから機内でファーストクラス機内食をいただくことになっているので、ここでおなかいっぱいになっている場合じゃない!! というわけでラウンジはほどほどで出て、内心かなりわくわくしつつ、いよいよ JAL ファーストクラスキャビンへ搭乗!
まずは荷物を納め、上着を預かっていただき、チーフがご挨拶。以前他社ではファーストクラスを利用したことはあるのですが、JAL では初めてで、、と挨拶をすると、では乗り比べていただいて、後ほど感想をうかがいます。と言われました。
さて、ノイズキャンセリングヘッドホンとリラクシングウェアを持ってきていただいているうちに、
もうすぐ出発! ドアクローズされたのですが、ファーストクラス旅客は 9席中 5名。
予約時は結構込み合っていたのですが、直前になると意外とすんなり予約が取れるのかも。。
離陸後トイレでリラクシングウェアに着替えました。トイレには着替え台が備え付けられており、
ひっぱり出すことで座って着替えることが出来ました。ところで BA 747-400 のファーストクラスのトイレには窓があったのですが、JAL 777-300ER のトイレには窓がありませんでした。JAL も 747-400 には窓があったそうですね。手拭きは布のタオルがたくさん備え付けられていました。やっぱり紙タオルよりいいですよね!
席に戻ると、ウエルカムドリンクのシャンパンを持ってきて下さり、お食事前のお酒は、デザートワインのリースリング・アウスレーゼをオーダーしてリラックス。。
ところで JALファーストクラスシートと言えば、2人分連席となっている 2世代前の旧ファーストクラスシート(スカイスリーパー)がビジネスクラスに開放されており、ビジネスクラス旅客として乗せていただいたことがあるのですが、やっぱり
全然違いますね。良し悪しあるかも知れませんが、一人一人のプライベート空間が確保されており、
快適さが違いますね。椅子にはマッサージ機能まで付いていました!
結局一世代前の、スカイスリーパーソロは、搭乗する機会なく絶滅してしまったようです。
今となれば、ちょっと悔やまれます。
さて、出発して 1時間ほどして、機内食のサービスが始りました。
ファーストクラスは基本的にメニューの中から好きなものを好きな時にオーダーできるのですが、一食目は事前予約することが出来て、今回は洋食ビーフを予約していました。
何にしようかな?
テーブルクロスに塩をこしょうをセット。前菜からそれぞれのメニューの中身を説明していただきました。前菜もすべておいしかったのですが、何と言ってもメインのフィレステーキ! 霜降りのとろとろとろけてしまうようなお肉で、めっちゃおいしかったです。BA の機内食と比べると、BA も悪くはなかったのですが、JAL のは日本人向きの味なのか、個人的には雲泥の差という印象でした。
デザートはワゴンサービス形式でなかなか凝っているなあと思いました。ケーキをオーダーするとその場で小皿に取り分け、デコレーションまでしていただけました。紅茶を一緒に頼むと、数種類の中から選ぶことが出来、Earl Grey Imperial をチョイス。最後にチョコレートと日本茶をいただくまで、ゆうに 1時間経過していました。
しばらくすると、他のキャビンと同様に照明の光を落として、無理矢理夜の時間。ベッドの準備をお願いすると、座席は当然フラットにするのですが、その上に敷布を敷いて、羽毛布団 & 羽毛枕です!こりゃ快適ですね! 座席がフラットというのも、エグゼクティブクラス(ビジネスクラブ)のシェルフラットシートも平らにはなるのですが、前に傾斜しています。しかしファーストクラスシートは本当に水平になるところが素晴らしいですね! 少しやすみました。
食事後 5時間ほどやすんで(出発後 7時間ほど経過)、ふと目が覚めました。日本時間 20時過ぎとなり少し小腹が空いたところで、ペンネパスタとアイスクリームをオーダー。結構いけました。
個人用テレビでキャメロン・ディアスの映画など見ているうち、2時間ほどしてまた少し食べたくなってきたので、今度はうなぎ時雨ごはんをオーダー。(出発後 9時間ほど)
さて、飛行時間は 12時間。着陸前に夜御飯っぽいものを食べておきたいと思い、着陸前 1時間半程度前を目処に、洋食セットをオーダー。とは言っても、さきほどのうなぎ時雨ごはんから 1時間程度しか経っていなかったのですが、不思議なことにこれもおいしく食べられました。
洋食セットを食べたところで、そろそろ着陸! ということで、機内がいっきに明るくなりました。
窓からは無数の飛行機雲、そして眼下には川(ライン川?)を行き交う船。食っちゃ寝しているうちに、フランクフルトまであっという間でした。この時点でこの旅も結構満足!?
以上、JAL ファーストクラス搭乗レポートでした!?
ほんとうにあっと言う間にフランクフルト マイン国際空港 第2ターミナルへ到着。ここでフィンランド航空のヘルシンキ行きに乗換えですが、シェンゲン協定加盟国のため、ドイツで入国審査です。ファーストクラス旅客のため真っ先に飛行機を降りて入国審査ブースへ。ほとんどならばずにグーテンターグッっと挨拶をして入国審査を受けましたが、自分の入国審査が終わった時ふと振り返ると長蛇の列が出来ていました。ファーストクラスに感謝!
ヘルシンキ到着は夜遅くなる見込みなので、ここドイツでユーロを調達。とは言っても北欧はクレジットカードの通用率が高いとのことだったので、小額のユーロをクレジットカード( VISA )でキャッシング。空港内の ATM にて何の問題もなくキャッシングが出来ました。
一度制限エリアから出てしまう必要があったため、再度手荷物検査を受けます。JAL 機内でいただいたコスメティックキットの中には化粧品類があったため、透明なビニール袋に液体類が入ったケースだけ移し替えて検査台へ。今回の旅行では全部で 7フライトあったのですが、その最初のフライトで液体をいただいてしまって、これから先 6回も液体を出して検査をしなければならないことに。。でも持って行きたいから我慢我慢。。なお行き先がシェンゲン協定加盟国のため国内線のフライトと同様で出国審査も無く、そのまま搭乗ゲートへ行くことが出来ます。そこで早速、ラウンジへ。次はフィンランド航空便ではありますが、フィンランド航空さんはエールフランスラウンジを間借りしていました。
AF便が飛び立った後なのか、ラウンジには乗客は誰もおらず、係員の方はラウンジ内の掃除をしていらっしゃいました。中は広々した近代的な綺麗な空間でした。食べ物もありましたが、機内食をたくさん食べた後で、且つ次の便の出発時刻まであまり時間が無かったことから、飲み物をいただいて早々に退室しました。
さて、ゲートに行くと搭乗待合室は人がまばらでした。どう見てもフィンランド航空機は見当たらず、運行イレギュラーでもあったかと思いました。しかし搭乗待合室の片隅ではゲートが開いておりフィンランド航空の搭乗券を持った人達が並んでいたので、一緒に並びました。どうやらバス移動での搭乗だったようです。どうりでフィンランド航空機が見当たらないわけです。。
という訳で、バスで駐機場まで移動。フィンランド航空のビジネスクラス初搭乗です。
フランクフルト 19:30 -(AY826, A320-200, OH-LXE)→ 22:50 ヘルシンキ
ヨーロッパ内他社ビジネスクラスと同様、エコノミークラスの座席と変わらず。また、BA や LH などと違い、真ん中の席の肘掛をずらせる構造にもなっておらず、。エコノミークラスシートそのもの。結構乗客はいたのですが、前から 3列分仕切られたビジネスクラスには、他には誰もいない貸切状態! 確かにこれでは、ラウンジに誰も居なかったのは納得いくかも。。
離陸後、CA とマンツーマン状態で飲み物 & おつまみ、そしてホットミールの提供あり。しかしこれで今日は 7食目!? 食べ終わってから「どうでしたか?」と聞かれましたが、よかったとしか言いようがないですよね。# 7食目だから正直言ってもういいよな。。
フランクフルトまでは日が長くなる方向への移動でしたが、ヘルシンキへは少し戻る方向。東へ移動していますので窓の外を見ると急に日がくれていきます。すっごく綺麗な夕暮れを横目に食後は少し休みました。
フライトは 2時間程度。若干遅れ気味に真夜中のヘルシンキ ヴァンター国際空港へ着陸! 着いたのはおもいっきり国内線ターミナル、シェンゲン協定加盟国なので入国審査は無し。国内線のようで便利でよいのですが、パスポートに入国スタンプが押されないというのは、ちょっとつまらないですね。
ヘルシンキ(空港) 23:40 -(フィンエアー・バス)→ 24:10 ヘルシンキ(中央駅)
ここからヘルシンキ中心部まで、フィンランド航空が運行するフィンエアーバスで移動。第1ターミナルビルを出ると、横断歩道を渡ってすぐの 10番スポットから出発。。してしまいました。目の前で 23:20発が。20分間隔の運行なので次は 23:40発。他に中央駅まで行く市バスがありそちらの乗り場へ行ってみたところすぐに次のバスが来ることが分かり、運賃も 3.4ユーロと安くよかったのですが、人だかり。これじゃ座れないのではないかと悟り、フィンエアーバス乗り場に戻り 20分間待つことにしました。
なお乗車運賃は 5.2ユーロ(861円)なのですが、バス停の案内にはメジャークレジットカードOK と書かれていました。しかしバス乗車券を売っているカウンターなど見つからずどういうことかと思ったら、何とバス車内でクレジットカード決済 OK でした! ただ、運転席の脇でサインをするというのは、少々無理があるかなと思いましたが。
途中のバス停で降りる人もそこそこいて、約 30分でヘルシンキ中央駅の横に到着! そこでびっくり、こんな深夜だというのに、人人人。。足元にはビール瓶が割れたあとなのか、ガラスの破片があちらこちらに。。どうやら、明日が 5/1 メーデー(フィンランドでは Vappu というらしい)で、今日は前夜祭(Vappuaatto)で盛り上がっていたようですね。また何故か多くの人が白い帽子をかぶってます。これは高等学校を卒業するともらえるらしいです。一種のステイタスシンボルですかね。中央駅構内に入ってみるとこちらでも、若者達がいたるところで騒いでおり、流れビール瓶に当たらないかと要らぬ心配しながら少し駅内などぶらぶらついてみました。
今日の宿泊地はスカンディック シモンケンタ。スカンディックホテルの WWW ページから直接予約をしたのですが、通常価格 102ユーロのところ、1週間前決済・変更キャンセル不可という条件にて 84ユーロ(13763円)でした。さらに安い 3週間前決済プランもあったのですが、さすがに変更キャンセル不可となるとちょっと躊躇してやめてしまいました。
中央駅から少し坂道になっているところを歩いていくと、途中ここはロシアかと勘違いしてしまうような大行列があったりしましたが、すぐに目の前に現れました。なかなか北欧らしく近代的な建物で、このホテルは前夜祭の変な騒ぎはなく、冷静沈着でした。もう夜遅く正面玄関が施錠されていたものの、インターフォンで連絡をして晴れて中に入ることが出来ました。なおエレベータは部屋のカードキーをささないと動かないシステムになっていました。部屋につくと、すでに午前 1時ちかく。日本時間で言うと午前 7時くらいということですね。今日 1日も無事におしまい。
まずは朝食。9:30過ぎにホテルのお洒落な朝食会場へ。。
今日はシリヤラインの出航までの時間を使ってスオメンリンナ島へ行ってみようと思ったのですが、まずはヘルシンキ地下鉄でヘルシンキ中央駅へ行ってみます。ヘルシンキ中央駅へは徒歩ですぐなのですが、地下鉄にも乗ってみたいと思って、チェックアウトを済ませ、荷物をホテルで預かってもらい、ホテルのすぐ近くにある Kamppi駅へ。
まずはツーリストチケット(1日乗り放題券)を自動券売機で購入。クレジットカード使用は不可で、現金で 6ユーロ。20ユーロ紙幣を入れたところ、おつり 14ユーロはすべて硬貨で。。他に 3日間:12ユーロ、5日間:18ユーロという設定もありましたが、なんせ 1日というのが、24時までではなく、購入後 24時間有効というのが親切なところですね。ただ今回は、夕方にはヘルシンキを離れるので、あまり意味は無いのですが。。ちなみにチケットはスーパーのレシートみたいで頼りない感じ。。まあ、自動改札機を通すわけでもなく、運悪く検札があった時に見せるだけなので、買ったという証拠があればそれで十分ということなのでしょう。
入口から入ってきた階がバスターミナルとなっていましたが、そこからエレベータで下ります。エレベータを降りるとそこは特に改札も無くすぐに広々とした地下鉄のホーム。地下鉄は改札機があるところの方が結構多いような気がするのですけどね。
Kamppi 駅は始発駅の次で車内はがらがらでした。中央駅までは 1駅。すぐに到着。中央駅地下はショッピング街になっていて便利そうでありましたが、地球の歩き方では夜は治安が悪くなるので注意した方がいい旨書かれていました。まあ夜はそうなのかも知れません。
さて、中央駅へ来た理由は、フィンランド国鉄見物です。
今回はフィンランド国鉄には乗車予定はなかったのですが、列車の発着を見ていると、やっぱり乗ってみたくなりますね。
中央駅前のトラム乗り場を渡って、ポホヨイスエスプラナーディ通りからエスプラナーディ公園へ。そこで無数の風船を結わえ付けた風船売りの人達がたくさん! 流行っているんですかね?? また、この公園そしてバルト海の乙女の像付近はたくさんの人出があり、また昨日から見ている白い帽子をかぶった人もたくさんいました。
さてスオメンリンナ島へ向かうフェリー乗り場に着いたところで、出航まで食料品や民芸品を売る屋台で賑わうマーケット広場を少し見てまわりました。
マーケット広場 12:30 -(フェリー)→ 12:40 スオメンリンナ島
そうこうしているうちにフェリーがやって来ました。このフェリーはヘルシンキ交通局運行なので、地下鉄 Kamppi 駅で購入したツーリストチケットで乗船できるようです。Kamppi 駅にあったのと同じ自動券売機がフェリーの待合室にも据え付けられていました。片道普通運賃は 2.20ユーロのようです。
船内の船室が結構込み合っていたということもあり、アウトサイドデッキへ。右サイドに今晩乗船予定のシリヤラインのセレナーデ号、左サイドにはシリヤラインと豪華さを競うバイキングライン。その間を悠然と進みます。前方に海軍兵学校が見えてくるとすぐに目的地へ到着! 結構あっという間でした。それもそのはず 10分強といったところ。
昔は要塞だったところらしいのですが、今ではピクニックを楽しんだり、ビーチで泳いだりと何とも平和な島なようです。
フェリーを降りて、建物の間をくぐると教会がお出迎え。そこから 5分程度歩いて南下し、ビジターセンターへ。ところが何と閉まっているではないですか。まだ観光シーズンではないのですかね。
それにしても、ビジターセンターの前の橋を渡って、すぐに潜水艦ヴェシッコ号の展示。そして南の海岸の大砲群が圧巻!! 子供連れで遊びにきているような親子もいましたが、フィンランド人の子供はこんな小さい時から大砲と戯れて遊ぶのですね。なんか連れてくるところ間違ってないか? キャプテン翼ならボールは友達。しかし大砲は友達というのでは、どういう育て方なのか? ロベルト。それにしても移動式砲台が転がっていたり結構インパクト強し。
島をぐるっと 2時間ほど歩いて、ヘルシンキ中央部へ同じフェリーで戻ります。
スオメンリンナ島 14:50 -(フェリー)→ 15:00 マーケット広場
さて、シリヤラインの出航は 17:00 なのですが、30分前までにチェックインをする必要があります。ここからだとオリンピア埠頭は目と鼻の先なのですが、ホテルに荷物を預けていますので、ぶらっとしながらホテルへ戻ることにします。
マーケット広場近くのウスペンスキー教会へ寄ってから、ヘルシンキ大聖堂へ。
すぐ隣にヘルシンキ大学があり、その前の階段は憩いの広場のようになっていました。日本だとこういうところは、鳩の糞で大変なことになっていそうですね。。
少し歩いてヘルシンキ中央駅へ。駅の両脇はバスターミナルになっており、片隅に昨日お世話になったフィンエアーバスもいました。
さてホテルに戻り荷物を取りました。15:50。シリヤラインのチェックインを 16:30までにする必要がありますので、あと 40分でオリンピア埠頭へ行かねばなりません。ヘルシンキ交通局の地図を見るとオリンピア埠頭の近くにトラム 3B と 3T が走っており、両方とも市内中央部からオリンピア埠頭へ行っていることが分かりましたが、3T の方は少し遠回りをするようなので、3B のトラムへ乗ります。
ホテルの近くの停留所へ行くと、ちょうど 3B のトラムが出たところ。次の 3B のトラムを待っていたのですが、なかなか来ず。16:10 やっと 3B のトラムがやってきた!!
トラムに乗ると、すっごい混雑。案内では中央駅からオリンピア埠頭までタクシーで 15分程度と書かれていたのですが、トラムに乗った時点であと 20分! 何分で着くのか?? ただでさえ時間が無いので、各停留所での乗降に時間も掛かっていました。バルト海の乙女の像前を通り、なんとか 16:25過ぎにオリンピア埠頭前の停留所に到着! 混雑のため自分で停まりますボタンを押すことが出来ず、近くの人に押してもらい下車。道を渡って少し急いでオリンピア埠頭へ! はー、よかったチェックイン間に合ったー。。これに乗れないと大変だものね。チェックインカウンターで乗船券と部屋のカードキー、そして事前購入してあった夕食券と朝食券を受け取りました。
しかし自分がチェックインを終えても、特にチェックイン業務が終わる様子はなく、まだ後から来る人もいました。いったいいつまでチェックインは受け付けているのでしょうかね??
さて、両替所があったので、Kamppi 駅でツーリストチケットを購入した時のおつりなどユーロ硬貨をすべて出してスウェーデンクローネへ両替。なんとおつり 2ユーロセントでぴったり 150 スウェーデンクローネ(2700円くらい)になりました。
待合所にはレストランなどありましたが、もうすぐ出航してしまいますので、早速乗船!!
ヘルシンキ 17:00 -(シリヤライン セレナーデ号)→ 翌日9:30 ストックホルム
このバルト海クルーズは国際航路ではありますが、目指すスウェーデンとここフィンランドとはシェンゲン協定加盟国間なのでパスポートコントロールはありません。改札口のようなところに係員がいて、乗船券に印刷してあるバーコードをスキャンしてもらうだけで諸手続き完了! 搭乗橋からセレナーデ号の船体が見えましたが、近くで見るとやっぱりでかい!!
セレナーデ号の入口を入ると船内ではバンド演奏で盛り上がっており、
そこは圧巻のプロムナード! まずは船内はあとで探検するとして、ここ 7階から今日の宿となる 10階船室までエレベータで上ります。エレベータも 10基くらいあったと思うのですが、乗船券には一番近いエレベータの番号が記されていました。しかしそもそも船の中にエレベータというのは、よっぽど揺れないという証なのでしょうね!カーフェリーにもあるか。
エレベータを降りて船室に入りました。まずは荷物を置いて部屋を物色。シャワーにトイレもあり申し分ないですね。今回予約を入れたのはクラスA と言って海向きの窓のある普通船室といったところでしょうか。186ユーロ。同じような部屋で先ほどのプロムナードに面した方は 174ユーロ。カーデッキ付近にある Bクラスや Cクラスもあり、こちらは相部屋で安いのですが、やっぱり折角なので Aクラスにしました。
洗面台に備え付けの液体石鹸のディスペンサーが壊れていて、手洗い等はシャワーの近くにあったシャンプーで代用したこと以外は、正直言ってこの Aクラスで申し分ないのですが、これよりさらに上のデラックス(290ユーロ)、コモドアクラス(406ユーロ)もあります。バスタブあり、ソファーあり、テレビありとありましたが、どんな豪華なところなのか、いつかは利用してみたいものですね。
荷物を置いてゆっくりしているうち、窓の外の風景が動き出しました。出航した模様です。
さて今日は昼食を食べていなかったので、少し早い気もするのですが夕食を食べることにしました。夕食券は前売りで 32ユーロで、券面を見ると船内どこのレストランでも有効とあったのですが、一番メジャーと思われる"ビュッフェ セレナーデ"へ行くことにしました。ビュッフェ セレナーデはプロムナードの下の 6階にありました。
ビュッフェ セレナーデの受付で席の指定を受けます。17:00開始と 20:00開始の 2回まわしのようです。17:00の回は結構混み合っていましたが、席を確保してもらいました。船内の座席表がありその中から開いている席を黒く塗りつぶしてもらい、その同じ座席表を持って指定された席につきます。席につくと係員がやってきて、座席表の紙とワインを交換という流れでした。基本的にお酒は別料金なのですが、テーブルワインだけは夕食の料金に含まれているようです。
ホテルのバイキングコースよりも若干充実しているイメージです。エビやサーモンなど魚介類の種類もあり、北欧っぽい雰囲気が出てましたね。それとワイングラスが特に固定されることなく普通の棚に並べて置かれていました。これもやっぱり揺れないってことなのでしょうね。
さて 1時間ほど掛けてゆっくりと食事をしてから、いよいよこの豪華客船セレナーデ号 船内の探検に出発! まずはエレベータで 12階まで上って甲板に出てみることにします。
12階では前部から後部までガラス張りの通路が繋がっていました。早速外へ出てみると、寒い!!食後 Yシャツのまま来てしまいましたが、外は気温が低い上に強風! 部屋に戻って上着を取ってこようかとも思いましたが、それも面倒なので無防備な格好で探検継続。
乗船時に貰った案内(スケジュール)によれば 19:30 からプロムナードでモスクワサーカスとありました。あと 1時間ほど探検を続けて、サーカス鑑賞です。
船にサウナがあるのはいかにも北欧らしい。あと、船内にはいたるところに時計が 2つずつ掛けてありました。フィンランドの時刻とスウェーデンの時刻が並べてあり便利だと思ったのですが、動いている時計はひとつも見つかりませんでした。ある時計の前には、故障中の貼り紙が。。プロムナードより更に下へ降りるとカーデッキがあり、それよりさらに下にもキャビンがありました。ここは窓も無く一番安い料金のキャビンですね。ただ、これだけの豪華客船ですから、キャビンでは寝るだけと割り切ればこれはこれでよいのかも知れません。
ぶらぶらしているうちに 19:30 となり、サーカスが始まりました。普通サーカスは客席がありますが、ここはプロムナードの上空で行っていますのでそんなものはありません。上から見るか下から見るかの二者択一だったのですが、○○と煙は高い所に上るということで、上から全景を見ることにしました。
さて久しぶりにサーカスを見たところで、20:00前。船内探検を続けましょう。まだまだ全然全容が掴めていないのです。この船。
カジノ(スロットマシン・ルーレット)があって、ダンスミュージックショーがあり、カラオケあり映画館あり、未成年用にゲームラウンジ? もあり、時間帯により出し物のバリエーションがあり。これは飽きませんね。しかしこれだけ梯子するとさすがに疲れました。時すでに 22:30。あと 1時間もすればカラオケはディスコになり、ホールではミッドナイトショーが始まるようです。しかし 2日目にしてパワー全開で疲れ果てて倒れてしまったら、その先の旅程、誰かがおんぶして連れていってくれたりする? と自問自答したところ、免税店で飲み物を買ってから、シャワーを浴びて寝るという結論に至りました。
アップルジュースとミネラルウォーター 500ml を購入。1.60ユーロ(265円)。北欧らしからず日本並の値段。
ここの免税店人気があるそうです。北欧の住人は、ここでお酒など買えば安く買えるとのことで、実際お酒を箱買いしている人もいました。
さて部屋に戻りシャワー。石鹸が使えないのが不便ながらシャンプーのみでシャワーを浴びて、風呂上りにアップルジュースを飲み干す。そして洗面台に水を張ってミネラルウォーターのペットボトルを冷やしつつ就寝! 外はいつの間にか暗くなっていました。なお、ヘルシンキ → ストックホルム間では時差がありますので、腕時計の針を 1時間戻しました。
初日の JALファーストクラスといい、今日 2日目のシリヤラインといい、一番楽しみにしているアイスランドへ行く前にすでに満足満腹気分ですね。というわけで 2日目も無事におしまい。
ヘルシンキ 前日17:00 -(シリヤライン セレナーデ号)→ 9:30 ストックホルム
シリヤライン・セレナーデ号は夜通し航海を続け、市の面積の 13%が水が占めるという水の都・ストックホルムに到着!
朝 8時頃に目が覚め、窓の外に目をやると、昨日は一面海だったのにもう陸地が見えました。ゆっくりした速度で群島の間を進み、小島には別荘(だと思う)が建っているのが見えました。早くも着いちゃったという感じですね。部屋の窓から斜め前方を見ると TALLINK の船が先行して湾内へ入っていくのが見えました。エストニアからの便ですかね? また、斜め後方にはバイキングラインの船も見えました。豪華客船の競演みたい。
さて予定では 9:30 に到着することになっているので、まずは朝食。9時前に朝食をとりに、昨日の夕食を取ったのと同じビュッフェ セレナーデへ。朝食を食べているともうすぐ着く旨放送が入りました。ですのでそこそこに朝食は済ませプロムナード階にあるデッキへ出てみると、もうシリヤラインのターミナルが見えました。いよいよ水の都に到着ですね! さて部屋に戻って荷物を取ってこようと思ったら、プロムナードはすごい数の人人人。考えてみれば、そりゃそうですね。これだけの巨大客船にいた乗客達が一箇所の出口から出ようとしているのですから。。
プロムナードが大混雑しているため部屋に一番近いエレベータまで歩いていくことが出来ず、いまいる場所から一番近い(=部屋から遠い)エレベータにて私の船室がある 10階へ。荷物をとりまとめ、近くのエレベータで再度プロムナードへ。
再びプロムナードへ着いた時には、かなり人が減っていました。下船がすでに始まっていた模様です。
このセレナーデ号は着いたらすぐに降りなければならないわけではないのですが、12時からの王宮の衛兵交替の儀式を見たかったのですぐに下船することに決めていました。ただその前に船内の案内所でストックホルムカードを 31.5ユーロ(5230円)で購入。ヨーロッパの都市にはよくあるものと同じで、市内の交通機関や博物館等の入場料が無料になるカードです。お得かどうかは使い方によりますが、なにしろその都度チケットを購入するという手間が不要となるので、それだけでもかなり価値があるものだと思っています。
(つづく)
● 2007/04/30(Mon) Tokyo -> Frankfurt -> Helsinki
いよいよバルト海クルーズ(豪華客船シリヤライン乗船) & 地震と火山の国アイスランドへ出発!
チェックインブース入口
入口案内
エスカレータでラウンジへ
エンブレム
ラウンジ入口
椅子が違った!
(設備・アメニティ編)
(JA732J)
搭乗橋で分かれる
舳先に 9席配置
これは快適!!
マッサージ機能付き!
靴は前の席に付属の靴箱へ
ノイズキャンセリングヘッドホン
リラクシングウェア
ひっぱり出して
リラクシングウェアに着替え
(他クラス共通)
新旧シート参考比較
777-300ER JA732J
747-400 JA8085
(2006/12/22 EG便で搭乗)
(機内食編)
(シャンパン)
(デザートワイン)とお通し
今回は洋食・ビーフを選択
(前菜)
赤ピーマンのババロア
タンバル仕立て
ハーブソース添え
(浮いているのはベーコン)
網笠茸のクリーム煮添え
ポートワインソース
&
コンビネーションサラダ
"春のそよ風"
デザートを選びます
(フルーツ・ケーキ・チーズ)
フルーツ添え を選択
ペンネパスタ
"アマトゥリチアーナ風"
トロピカルフルーツの
アイスクリーム
うなぎ時雨ごはん
ポテトとポロ葱、ハムのパイ包み焼き
季節のサラダ
ロール バター
二色の桃のクリスタル
第2ターミナルへ到着!
ここドイツで入国します。
エアバス A320-200型機
思ったのですが、
モニュメント
ヘルシンキ ヴァンター国際空港
車内でクレジットカード決済OK
● 2007/05/01(Tue) Helsinki ->
昨日のメインイベントが JAL ファーストクラスならば、今日はバルト海クルーズでの豪華客船シリヤライン乗船です。しかし出発が 17:00(チェックインは 30分前までですが) なため、それまではヘルシンキ市内散策です。
そのままホーム
スオメンナリ島へ渡るフェリーはマーケット広場から出航するため、ぶらぶらしながら向かいます。
何故か風船が大流行!?
(という人らしい)
(昨日の白い帽子を
かぶっている人も。)
フェリー待合所
20分間隔で運行
気持ちいい!
双方向にありました
セレナーデ号が間近に
バイキングライン
もうすぐ!
スオメンリンナ島に到着!
まずは教会がお出迎え
のどかな雰囲気
(ヴェシッコ号)
いたるところに大砲が残る。。
キングスゲート
エーレンスヴァルドの墓碑
マーケット広場方面をのぞむ
ウスペンスキー教会
左にヘルシンキ大学
憩いの広場のよう
元老院広場を見下ろす
戻って来ました。
フィンエアシティターミナルに
昨日利用したフィンエアバス
オリンピア埠頭へ!
出発案内
盛り上がっていた
両側はレストラン・お店等
上の階は船室
人出もありますね
このカプセルのような
エレベータで船室へ
こちら
17時か20時開始かを選択
結構な数のお客さんが
フルーツも取って
こう置かれているのは
揺れないってことですね
ガラス張り通路
ムーンライトプロムナード
外はめっちゃ寒い!!
追ってこない。。
そりゃ閉まってるよね。。
目指す大地が!?
船の最後尾は必ずカモメやウミネコが追ってくると思っていたのですが、ここバルト海にはいませんでした。少し周りを見ていましたが、四方八方見渡す限り海で変化なし。ここに留まっても寒いだけなので船首まで行ってみましょう。
途中、デッキバーと案内が書いてありました。確かにテーブルとベンチ、カウンターがありましたが、こんなの寒くて耐えられませんね。
船首近くへ行ってみると来る者を阻むように強風が吹き荒れており、歩くのも大変! 飛行機と違い船の場合、事故が起きて海に投げ出されても死ぬ確率は低いと思っていましたが、海に落ちたらこりゃ絶対凍死しますな。死ぬという意味では飛行機事故と変わらないかも。。必死の思いで(何でそこまで。。)先端部をまわって逆サイドへまわりエレベータホールへ! まわりを囲んで暖房で暖めるという文明の利器に感謝です。
サウナ・バブルプールなど
団体利用が無ければ一般も可
両国の時刻が一目に
(ただし故障中)
カーデッキ
(子供の遊び場)
こんなところにも
網が張ってあって
見るのは初めてかも。
階段を上っていくと
(カラオケタイム)
25分 2.50ユーロ
● 2007/05/02(Wed) -> Stockholm
明日アイスランドに向け出発するまで、今日はストックホルムに滞在です。
小島に建つ家(別荘?)が見えた
湾の奥へ進むのが見える
いよいよ到着!!
ストックホルムカードを
購入してから下船。
搭乗橋を歩く
トラック。やっぱり大きい船!!
まだ閑散としている。
フィンランドへ行くって
感じがしますね!
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