憧れの国の一つであったスイスへ行って参りました。Swiss Pass で、三大特急(ベルニナ特急、 氷河特急、パノラマ特急)の鉄道紀行といったところでしょうか。もちろんハイキングは気持ちよく 食事もおいしく、満喫の旅でした。
1997/07/27 | Tokyo -> London -> Zurich | 初めての British Airways |
1997/07/28 | Zurich -> Maienfeld -> Chur -> St.Moritz | ♪口笛はなぜ〜 ハイジの里ハイキング |
1997/07/29 | St.Moritz -> Tirano -> Alp Grum -> St.Moritz | ベルニナ特急の旅 |
1997/07/30 | St.Moritz -> Zermatt | 氷河特急の旅 |
1997/07/31 | Zermatt -> Gornergrat -> Sunnegga -> Zermatt | マッターホルン見ながらハイキング |
1997/08/01 | Zermatt -> Brig -> Bern -> Spiez -> Montreux -> Geneve | パノラマ特急の旅 |
1997/08/02 | Geneve | ジュネーブの街散策 |
1997/08/03 | Geneve -> London -> | 帰国の途へ |
1997/08/04 | -> Tokyo | 帰国。。 |
東京/成田 11:00 -(BA006, B747-400)→ 15:30 ロンドン/ヒースロー 18:40 -(BA720, B757)→ 21:25 チューリッヒ
乗った飛行機は British Airways。スイスへ行くのにロンドン経由というのは、すごく遠く感じました。ところで、British Airways って初めて搭乗したのですが、思っていたよりもよかったですね。Y席でありながらヘッドレスト付きの新型座席で、液晶のパーソナルスクリーンも付いてたし、火曜日ってこともあってかガラガラでゆったりとできました。あと、食器がカラフルなスケルトン仕様で iMac を髣髴させますね。機内食もおいしくってよかったです。
そして、約 1年半振りのロンドン/ヒースローで B757 のチューリッヒ行きに乗り換え、雷が鳴る中チューリッヒ上空で 1時間近く天候回復待ちをした後、夜遅くにようやく到着! ホテルでは、この旅行の直前に買った 携帯PC (HP JORNADA 680)電話回線に繋げてみようと思ったのですが、No Carrier状態で、まったく繋がりませんでした。どうやら、日本の普通のモデムでは駄目なようでした。
というわけで、まあ E-mail を出すのは諦めて、明日のハイキングに備えて就寝!
窓口で Swiss Pass (Switzerland 国内の 1等車乗り放題きっぷ)のバリデートを行ない、荷物をライゼケベックで今日の目的地であるサンモリッツ( St.Moritz )まで送る手続きをしました。
そしていよいよ、10:10発 Chur行き IR特急の一等車でサルガンツ(Sargans)まで乗車。
ライゼゲペックとは、駅から駅へ旅行者の荷物を 1個 10SFrで届けてくれるというシステムで、スイス国鉄は 24時間以内の引渡しを約束していますが、
私の場合は、朝出発する時に預けて夜次の町に着いた時に受け取るというサイクルで利用できました。何がよいかと言うと、町から町へ渡り歩くスタイルの旅でも荷物を運ぶことから開放され
ますから、途中でハイキング等のアクティビティも自由自在で便利! ただし、駅によっては夜は駅員さんがおらず荷物の引渡しができなくなったりと、駅の営業時間も気にする必要がありますね。
チューリッヒ 10:10 -(SBB IR 763)→ 11:19 サルガンツ
1時間ほどで快適に Sargans 駅へ到着。ここで 20分ほど待って普通列車に乗り換えて、ハイジの里の最寄り駅であるマイエンフェルト(Maienfeld)へ。
サルガンツ 11:42 -(SBB 普通列車)→ 11:49 マイエンフェルト
ハイジの里をハイキング! 頭の中ではこのハイジのオープニング曲がエンドレスでぐるぐるまわってました。
マイエンフェルト駅前の観光案内所でパンフレット(日本語のハイキング地図)を貰ってハイジの里へ。アニメのハイジに出てくる一場面のような、ほんと都会の喧騒を離れ、こころあらわれたって感じでした。これだけでも来てよかったという感じ。空のかなたからぶら下がっていたブランコもあっても、きっとちっとも不思議に思わないかも。。ああ、やっぱりあったんだって感じで!
マイエンフェルト 15:22 -(SBB 普通列車)→ 15:38 クール
マイエンフェルトでクール行き普通列車を待っていると、対向列車がやってきました。特に機関車を付け替えることはなく、そのまま機関車が後押しするのですね。
まあ 3両編成だから影響ないのでしょうか。
マイエンフェルトから普通列車に乗車し、すぐにクール駅に到着。駅前の路面電車乗り場のようなところに停まっているアローザ(Arosa)行き登山列車にちょっとびっくりしながら、
クールの街中を 2時間ほどうろつきました。とりあえず尖った時計台のある聖マルティン教会まで歩いてみましたが、何故か途中の道は旗がいっぱい!?
そして、17:55発 サンモリッツ(St.Moritz) 行きで今日の最終目的地のサンモリッツへ向かいます。
クール 17:55 -(571 RhB)→ 19:55 サンモリッツ
ここからは RhB という私鉄になるのですが、国内ではほとんど国鉄と私鉄の区別はなく、Swiss pass も共通、ライゼケベックのシステムも共通です。
途中でかの有名なランドバッサー橋( Landwasserviadukt )を渡りました。川からの高さ 65m 半径 100m あるそうなのですが、
右にカーブしながらトンネルに吸い込まれていきます。そして、19:55にサンモリッツ(St.Moritz)に静かに到着。びっくりしたのは、まだまだ全然明るい!
夏で日が長く、22:00頃までは明るかったです。
ホテルは駅前のサンモリッツ・ドルフ地区ではなく、サンモリッツ・ドルフ地区でした。地球の歩き方では
ポストバスで 4分くらいとあったのですが、都合のよいバスが無くサンモリッツ湖に沿って整備された
プロムナードを 30分くらい散歩がてらに歩きました。スーツケース付きというのが少々辛かったのですが、
結構気持ちよかったです。ホテルでチェックインの時に、駅からずっと歩いてきたと言ったらびっくりしてました。
さてホテルが変わったので、初日に失敗した携帯PC (HP JORNADA 680)を電話回線に繋げてみようとやってみたのですが、やっぱり駄目でした。しかも携帯PC から繋ごうとしてダイヤル待ちしていると、「Reception」と言ってフロントの人が電話に出てしまうのです。う〜ん、なんか違う。。
という感じで、2日目も無事におしまい。
サンモリッツ 10:03 -(421 ベルニナ特急)→ 12:24 ティラノ
今日は三大特急のひとつ、ベルニナ特急(Bernina Express)に乗車。ベルニナ特急は、クールからの編成とサンモリッツからの編成があり、途中駅のポントレジーナ(Pontresina)で連結してイタリアのティラノ(Tirano)へ向かいます。クールからの編成の方が長く、今回の指定席はポントレジーナ→ティラノとなりました。
列車はどんどん登っていきます。森の中を進んでいたかと思うと、森林限界を過ぎたのかだんだん木々が無くなり草原へ。列車はくねくねと進みそして左右の車窓には氷河が広がりすでに満足! 時間的には 2時間強でしたが、あっと言う間に列車は下り始めます。短時間に氷河やら高原植物やらが凝縮され、メリハリの利いた路線ですっごく楽しかったです!
列車はイタリアのティラノへ下山。改札口では入国審査がありますが、希望者にパスポートへ入国印を押してもらえるということで、押して貰いました。
飛行機で入国すると飛行機の絵ですが、列車で入国すると汽車の絵であるんですね! 隣にイタリア国鉄のティラノ駅がありましたが、車両は落書きだらけ。。スイスではまず落書きを見ませんでしたが、なんとなく分かるような気がします!?
昼食は駅のそばのレストランでパスタを注文しました。味は、、う〜ん、いまひとつ。。イタリアってパスタの本場だから期待していたのですけど、もう少し大きい都市でないと駄目なのですかねえ。。支払いはイタリアリラでもスイスフランでも両方 OK でした。
折り返しの列車の出発まで 2時間程度。食事をしていたらイタリアの滞在はあっという間に過ぎてしまいました。
ティラノ 14:05 -(421 ベルニナ特急)→ 15:25 アルプグリュム
ティラノからは折り返しのベルニナ特急に乗り、途中駅のアルプグリュム(Alpe Gruem)駅で下車。ここから次の駅のオスピッツオベルニナ(Ospizio Bernina)駅まで 2時間ほどハイキングを楽しみました!
アルプグリュムではパリュ氷河があってこれだけで感激! そしてここからほぼ線路に沿って歩いていくと、白い湖の湖畔に出ました。
途中放牧の牛などいましたが、雄大な景色の他、ベルニナ線の赤い列車がアクセントを与えていて飽きません。鉄道好きにはたまりませんね!
オスピッツオベルニナ 17:09 -(480 RhB)→ 17:56 サンモリッツ
オスピッツオベルニナ駅で少し列車を待って、まだまだ明るいサンモリッツへ帰ります。
サンモリッツに着いてもう 18:00だというのに、まだまだ明るい!! というわけで、少しサンモリッツの街中を散策し
駅のそばのレストランで夕食を食べてから、またもやサンモリッツ湖畔の海の散歩道を散歩してホテルへ帰りました。
駅のそばのレストランでは、もう定年を迎えられた方で現在 100ヵ国以上の訪問を目標に旅行を続けていらっしゃる方と
食事を御一緒しました。スペインでは列車内で襲われたりといいこと悪いこと含め本当に色々な経験をして人生を楽しまれて
いらっしゃるようでした。夢は地球の歩き方を出版しているダイヤモンド社から何か本を出すということだそうです。
きっと内容はバラエティ豊かな楽しい本になりそうですね! 夢が叶うといいですね。
という感じで、3日目も無事におしまい。
サンモリッツ 10:00 -(540 氷河特急)→ 17:43 ツェルマット
朝食をいただいたあと、ホテルをチェックアウト。チェックアウトして出発しようとすると、
フロントの人が " Ah! Mr.Takahashi " と言われてまたおいでねって感じで握手を求めてきてくれました。
なんかすがすがしいチェックアウトでした!
いつものサンモリッツ湖のプロムナードを歩いて駅に着くと、すでに氷河特急の赤い列車は入線していました。
いつもなら荷物はライゼゲペックを利用するところですが、今日はサンモリッツからツェルマットまで一本の
列車しか乗りませんので、車内端っこの荷物置き場へ積みました。
席は 1等車の窓側ですが、ガラス窓が車両上部まで広がりすっごく開放的でした!! 向かいの席の方は
ドイツから観光にいらしている方でした。ドイツもいつか行ってみたいな。。
ベルの合図があり食堂車へ移動。車窓に氷河を見ながら昼食なんて優雅な気分!
向かいの席には某ツアーのツアコンの方が案内されていらっしゃいました。
旅行が好きな私としては、いっぱい旅行に行けていいですねえ! なんて話していましたが、
ストレス溜まりまくりですよ〜!! と言われていました。もう飲み物 1つ注文できないし、
ホテルにいても電話番みたいで、到着直後に「水が出ない」と電話が掛かってきたり、
夜遅くとか別のお客さんが朝早く電話を掛けてきたりとかで。パスポートをなくしたという人も
昔いたとか、なんだか苦労話をいっぱいしてくれました。。たかはしさんよく喋られますね?
と言われていましたが、私よっぽど喋り倒されていらっしゃいました。
でも、もちろんストレスはあるとは思うのですが、自分の努力によってお客さんの喜んだ顔が
直接見られたり、楽しい思い出のひとコマになるのはきっと嬉しいじゃないかって思っちゃいますけどね。
私にはつとまらないと思いますけど。
ちなみにこのツアコンの方は、英語・フランス語・スペイン語・イタリア語・中国語(北京語)と 5ヵ国語いけるらしいです。やっぱり本職!? は違いますね〜。大変楽しい方でした。
ところでこの氷河特急は、サンモリッツからツェルマット(Zermatt)までレーティッシュ鉄道(RhB)、フルカ・オーバーアルプ鉄道(FO)、
ブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道(BVZ)の 3社の私鉄の相互運転です。91のトンネルと 291の橋があるそうで、
移り行く車窓の景色は 8時間近く乗っても本当に飽きませんね。
長くて短い氷河特急の旅も終わり、マッターホルン麓の街のツェルマットに到着。少し街歩きをした後、
今晩泊まるホテルに電話をして駅まで車で迎えに来てもらいました。ここツェルマットは環境保全のために、
車は電気自動車なんですよね。なかなか新鮮です!
という感じで、4日目も無事におしまい。
BVZ ツェルマット駅から道を挟んで GGB(ゴルナグラート・モンテローザ鉄道)ツェルマット駅があります。標高 1620m のツェルマットから
出発するといきなり急勾配。そして標高 3089m のゴルナグラートまで約 40分掛けてゆっくり登ります。曇っていたのがちょっと残念ですが、
ハイキングにはほどよい気候ですね。
ツェルマットの麓に戻るとすでに夕方。少しツェルマットの街中をぶらついて食事をしてからホテルへ戻りました。
7時間歩いから、筋肉痛が心配。。シャワー浴びてよく揉んでから休むことにしました。
という感じで、5日目も無事におしまい。
ツェルマット 9:10 -(BVZ)→ 10:33 ブリーク 11:00 -(BLS IC870)→ 12:38 ベルン
朝起きてみる。昨日の 7時間ハイキングの後遺症として筋肉痛を心配していたのですけど、
幸いにして筋肉痛は無い! 今日は居住地を移動しなければならないので、筋肉痛が発生していないのは
ありがたいことなのですが、ちょっと頭をよぎったのは、明日 1日遅れで筋肉痛になっちゃったらどうしよう。。
もしそうなってしまったら、ちょっと別問題。。
ホテルをチェックアウトしてから駅に向かう途中、マッタフィスパ川沿いに山に連れて行くのであろう
ヤギの群れと遭遇。せっかくなのでついていくことにしましたが、メイン道路の駅前通りを行ってくれました。
楽しかったのが、ドリフのコントのように、群れの後ろをついていく人が増えていったことですね!
さてここから、ライゼゲペックで荷物だけはジュネーブ(Geneve/Geneva)へ送る手続きをし BVZ と BLS を乗り継いで
スイスの首都ベルンへ向かいます! 途中のブリーク(Brig)では、ラッキーなことに(?)遅れて運転していた
ミラノ中央行きのイタリア国鉄チザルピーノを見ることが出来ました。もちろん、チザルピーノの
乗客にとっては、まったくラッキーではないでしょうけど。。^^;
ところでこのブリーク→ベルン(Bern)は、国鉄ではなく、BLS(ベルン・レッチュベルク・シンプロン鉄道)
という私鉄なんですよね。乗ったのは IC 特急ですが、国鉄だと言われても何ら違和感ありませんでしたね。
さて、IC 特急は定刻でベルン到着。ここベルンではたった 1時間しかありません! しかも今日は日曜日!
ほとんどのお店はお休みです。というわけでマルクト通りから駅前を少し散策です。
マルクト通りは旗がいっぱいでした。建国記念日だからなんですかね? だけど 4日前に訪れた
クールの街も、旗がいっぱいでした。あの日はただの普通の日だと思うのですけど。
ベルン 13:22 -(BLS IC820)→ 13:53 シュピーツ 14:03 -(SEZ 2352)→ 14:39 ツバイジンメン
ベルンでは慌しく折り返し BLS の IC 特急でシュピーツ(Spiez)へ向かい、ここからシュピーツ・エルレンバッハ・ツヴァイジンメン鉄道(SEZ)に乗換えでツバイジンメン(Zweisimmen)に向かいます。
SEZ の列車は客車列車でしたが、機関車が牽引すると言うよりは機関車が列車の中央部に組み込まれ、電車のような何と言うか。ただ運転席は中央部の機関車にあるはずなのですよね。。どうやって前方確認するんだろ?
ツバイジンメン 14:44 -(MOB 18 ゴールデンパノラマ特急)→ 16:28 モントレー
SEZ を走る観光列車はトーマスクックの時刻表を見る限り 4種類。今回乗車したのは、ゴールデンパノラマ特急(Golden Panoramic Express)。
その他途中で交換待ちをしたクリスタルパノラマ特急(Crystal Panoramic Express)とパノラマ特急(Panoramic Express)。
それと、特に名前のついていないモントレー(Montreux)で横並びとなった観光列車。全種類見ることができたのは嬉しかったです!
いつかは全種類乗ってみたいと思いますね。
モントレー到着して、目指すはシヨン(Chillon)城。地球の歩き方によればバスで 15分。しかし読者投稿欄には
湖畔の散歩もすばらしいとのことで、徒歩で向かってみることに。いやあ、遠いい。シヨン城の営業時間帯は
18:15 までということでしたが、入場した時には 1時間を切ってしまいました。
でも確かに散歩するには気持ちよくってよかったですよ。時間にさえ余裕があればね。 ^^;
モントレー 19:39 -(IC1934)→ 20:42 ジュネーブ中央駅
モントレーから IC 特急に乗り、すっかり日が暮れたジュネーブ中央駅(Gare de Cornavin)へ到着。
ジュネーブ駅のトイレ、特筆すべきことはトイレの電灯が青いということですね。
最初はお洒落だなと思っていたのですが、地球の歩き方によれば、これはドラッグ撲滅が目的で、
静脈が見難くなるように青いのだそうです。夢が崩れる話ですね。
駅からレマン(Leman)湖の方へ歩いてみると、ビルがいっぱいいて、急に田舎から都会に出てきたと感じます。アルプスなんていう
雰囲気は全くありません。ジュネーブはスイスでは無いとも言われるそうですが、確かにこれまで通ってきたスイスとは
違いました。でもこれもスイスの一面でしょう。田舎と都会の両方を味わえるのもスイスの醍醐味のひとつではないかと
思います。
ところで今日はスイスの建国記念日ということからか、レマン湖で花火大会が開かれていました。日本の花火大会と
比べると少々しょぼいですが、異国の地で見るふとした花火はなんともロマンチックでした!
という感じで、6日目も無事におしまい。
そう言えばと思って、電気屋さんに立ち寄りました。そうです、スイスでを買えば当然携帯PC から電話回線に繋がるよな? と思ったからです。
ところが、持っているのが WindowsCE。普通の Windows に対応したモデムはいっぱいあるのですが、WindowsCE となるとなかなか対応を明記した
モデムが見つかりませんでした。そこで店員さんに WindowsCE 対応のモデムが欲しい旨英語で言ってみたところ、英語は分からないからと、
チェーン店の他店を紹介されました。そうなのです、ここはフランス語圏。スイスの大部分はドイツ語圏でドイツ語圏の人は大抵英語が喋れる
ようなのですが、フランス語圏は違うみたいですね。
早速紹介された店へ行くと、確かに英語が通じました。しかしやっぱり WindowsCE 対応と明記されたモデムは見つからず。しかし店員さんが
billionton という台湾メーカのモデムを引っ張り出しました。これは有名なメーカだからきっと大丈夫! ということでした。もちろん、
もし使えなくても払い戻しはしないよということでしたが、他の選択肢が無いのです。というわけで迷わず購入!
それから、そろそろ帰国ということで、Coop で粉末タイプの紅茶を買いました。これはすごくおいしく、まわりにも好評でした。
もともとスイスは水が綺麗なところなんで、こういったものはおいしいのですかね。最後に、夕方にはレマン湖のクルーズに出かけました。
虹がすごく綺麗でしたね。
夜御飯は最後の夜ということで、地球の歩き方で紹介されていた Fondue Charbonnade という焼肉みたいなものと言えばよいですかね。
スライスされた牛肉を炭火で焼いて好きな薬味を付けて食べるというスタイル。おいしい! けど、39 SFr。
そうそう、食事だけでなくはっきり言って物価が高いような気がします。日本の 2倍くらいでしょうか。ちょっとレストランで
チーズフォンデュとか食べると 4000円くらい。マックのバリューセット(??)で我慢しても 1000円くらい。
食べ物は全部、山の上価格って感じですね。
ただ、聞いてみたところ、ウェイトレスさんでも月給 30万円くらいは貰っているらしいので、つりあいはとれているのでしょうね。
スイスで働いてイタリアにでも住めば、なかなかお得かも。
そしてそして、今日購入したモデムを使って携帯PC を電話に接続。ようやく最後の夜にして成功!! 苦労しただけあって嬉しい〜!
という感じで、筋肉痛も発生せず 7日目も無事におしまい。
あっという間に 1週間が経ち、日常の生活に戻る日がやってきてしまいました。
朝早くジュネーブ駅に向かい、スイス国鉄でジュネーブ空港駅まで移動。約 10分。ジュネーブ駅構内で見つけた自動販売機は
すごい! それに内部に設けられたリフトで商品を運ぶ様子が見られて楽しい自動販売機です。
ロンドンでメールのチェックをしてから、BA005便の東京行きに乗換え。そして朝かなり眠い状態で成田に無事到着!
日本→ヨーロッパのように西へ行く方向だと日が長くなる感じなので時差調整は楽なのですけど、ヨーロッパ→日本とか
日本→アメリカのように東に行く方向だと日が短くなるので、眠くない時に無理矢理寝なくてはならず結構苦手です。
翌日からは会社に出勤し日常生活に戻ってしまいましたが、3日間くらい時差ボケだけは日常生活に戻らなかった。。
という感じで、8,9日目も無事におしまい。
スイス鉄道紀行に出かけてから、実は今もう 5年経ってしまいました。1999年7月とは当時 26才。
帰ってきてから早速旅行記を書き始めたのですがあまりに膨大な量で挫折してしまい、最近再度書いてみたいと思ったのです。
一部は韓国・セマウル号の中で書いてみたり、時にはサクララウンジ :) で。5年前の記憶、結構鮮明によみがえってくるんです。
それだけ印象深かったと言えるのでしょう。やっぱり忘れてしまって "どうだったかな?" と思う部分もあるのですが、
少なくとも今覚えているだけでも文字にして残しておきたいと思ったのです。
またここには書ききれなかった、スイスでの
人とのふれあいも忘れられません。←忘れる必要は無い! :)。本文中に出てこなかった日本人だけでもツェルマットで出会った大学生で
1ヵ月間ヨーロッパ放浪の旅に出られていらっしゃった方(# お金あるよな〜)、ジュネーブで出会ったスイスが好きで
旅行と言うとスイスばっかり来られていらっしゃるという方、チューリッヒのホテルで一緒だった方となんとお互い
別ルートを進みツェルマットのホテルで感動(?)の再開をしたり、モントレーで出会ったバイオリン修行でスイスに
来られていらっしゃる方など色々といらっしゃいました。
スイスはなんとなく憧れの国でしたから、かかった費用はダントツでしたがやっぱり行けたことは嬉しかったですね!
またこのスイス鉄道紀行がステップとなって、ヨーロッパの鉄道を色々と乗り始めたというきっかけでもありました。
今度またスイスに行ける機会があったら、今回行かなかったグリンデルワルト・インターラーケン・ユングフラウヨッホの方へも是非行って
みたいと思います!
● 1999/07/27(Tue) Tokyo -> London -> Zurich
いよいよ憧れの国のひとつであるスイスへ出発!
BA006出発準備中の成田空港はいい夏空! いい気持ち!
● 1999/07/28(Wed) Zurich -> Maienfeld -> Chur -> St.Moritz
今日は、ハイジの里でハイキングというわけで、チューリッヒ観光はほとんどせずに、チューリッヒ中央駅へ向かったのです。その途中で、E-mail 用にキーボード付きの公衆電話を見かけてびっくり! しかし、この公衆電話は、かなり一般的であちこちで見かけました。そして駅前の広いトラム乗り場をわくわくしながらまたいで、いざ、中央駅へ。
キーボード付き公衆電話
トラムは市民の足。渋滞解消の切り札
いきなりケーブルカー登場!
市内を縦断するリマト川
チューリッヒ中央駅・広い構内
2階建てが基本みたいです。
10:10発クール行き IR特急!
一等車の 2階。大変ゆったりです!
車窓左チューリッヒ湖とヴァーレン湖が続きます。
前の方の車両が見えますね。
サルガンツ駅は直接外へ。右は乗ってきた列車
11:42発クール行き普通列車
マイエンフェルト駅に到着!
駅前のハイジの里案内板とポストバス
♪口笛はなぜ〜 遠〜くまで聞こえるの あの雲はなぜ〜 私を待ってるの
ハイジの泉。ハイジってこういう子だったの??
のどかな散歩道が続く。。
ハイジとペーター
本当に人が住んでいそう。。
郵便局があるんです。
山の中腹からマイエンフェルトの街
さて、ハイジの里を後にして、普通列車でスイス最古の都市クール(Chur)へ。
マイエンフェルトで対向列車。機関車が後押し
広いクール駅構内。右が乗ってきた列車
アローザ行きのレーティッシュ鉄道
クールの街中。旗がいっぱい!!
サンモリッツ行き私鉄 RhB の列車
後ろから
一等車はやっぱりゆったり!
有名なラントバッサー橋!(窓が開かず写り込みが残念)
サンモリッツ到着! まだ明るい!!
サンモリッツ湖に沿ってプロムナードを歩く
● 1999/07/29(Thr) St.Moritz -> Tirano -> Alp Grum -> St.Moritz
DB発券のベルニナ特急指定席券
サンモリッツ発は編成が短い
ベルニナ特急のサボ
ポントレジーナを過ぎ編成が長くなりました
BerninaLagalb 駅でサンモリッツ行きと行き違い
氷河が目前に
ループ線を下ってイアリアのティラノへ
箱根登山鉄道って姉妹鉄道だったのですか。
ティラノ駅前
ミラノ中央駅行きイタリア国鉄列車
ソンドリオ駅行きイタリア国鉄電車
サンモリッツ行きを見送り
ここにも箱根登山鉄道
牛がお出迎え
ベルニナ線の赤い車体が映えますね
ベルニナ線に沿ってのんびり歩きます
オスピッツオベルニナ駅に到着!!
一路サンモリッツへ
サンモリッツ湖と駅構内
● 1999/07/30(Fri) St.Moritz -> Zermatt
今日は世界で一番遅い特急で有名(?)な、氷河特急(Glacier Express)に乗車の日です。
氷河特急 1等車
1等車は開放的!
これは前日に撮影
2等車のサボ。こっちの方が旅情がありますね。
サンモリッツを出発し、こんどはトンネルを抜けてからランドバッサー橋を渡りしばらくするとクールに到着。そしていよいよ待ちに待った氷河特急食堂車での昼食!
氷河特急食堂車車内
氷河特急昼食の様子(写真が無いので絵で)
車窓のひとコマ。今日はいい天気!
到着! こんなかわいい機関車が牽引してました
ツェルマット駅前には馬車
車は電気自動車(翌日撮影)
街の中心部にかわいい教会があって
村広場からマッターホルンが綺麗に見えます!
● 1999/07/31(Sat) Zermatt -> Gornergrat -> Sunnegga -> Zermatt
まず登山電車は(GGB ゴルナグラート・モンテローザ鉄道)でゴルナグラート(Gornergrat)へ。スイスでのハイキングは、登山電車で上まで登り、
下りを歩いて帰るというというのが一般的なスタイルのようです。確かに楽なスタイルですね。心配なのは筋肉痛だけ。。
シェードの中を登山していきます。
到着! 線路が折れ曲がっているみたい
旧型車両が行き交います
新型車両もゆっくり登っていきます
ツェルマットからはゴルナグラート往復のチケットを購入していたのですが、気持ちよさそうなので行けるところまで行ってみようと思って、
ゴルナグラートから登山電車で折り返すことなく歩き始めました。少し足を伸ばしてスネガ(Sunnegga)経由で歩いて、結局ふもとのツェルマットの街まで
約 7時間! マッターホルンを見ながら、登山電車の路線を左に右にゆっくり歩き、かなり気持ちよかったです!
雰囲気でますな
リッフェル湖に逆さマッターホルンが見えるそうですが
ヤギが放牧されていました
ライゼー湖でも逆さマッターホルンが見られるそうです
● 1999/08/01(Sun) Zermatt -> Brig -> Bern -> Spiez -> Montreux -> Geneve/Geneva
今日はスイスの首都であるベルンに少し立ち寄ったあと、やはりこれも三大特急のひとつであるパノラマ特急に乗車し、国際都市ジュネーブへ向かいます。
昨日の放牧されていたヤギの群れ!?
Coop の前を通過! 観光客に大サービス!!
ブリークに到着。路面電車乗り場みたい
BLS の IC特急に乗換え
ブリーク駅で車窓からチザルピーノ
ローヌ谷の車窓もいいですね。
建国記念日で旗がいっぱい!?
大きいカラクリ時計
アーレ川沿いも美しい!
ドイツ語版らんま1/2。ドイツ語学習にはもってこい!?
駅構内の本屋さんでちょっと試しに「らんま1/2」ドイツ語版の 1,2巻を購入! 幸い(?)にして
和訳は持っていますから、ドイツ語の学習にはいいかも!? 洋本だと原作と比較して、絵が裏返し
になるんですね。
機関車が中央に挟まった状態で運転!
車窓から。なんか変わった形の山だ。
いよいよパノラマ特急に乗車です。
出発を待つゴールデンパノラマ特急
クリスタルパノラマ特急と行き違い
無印のパノラマ特急とも行き違い
観光列車 2ショット
駅のすぐ近くに船着場
はるか遠くにシオン城。。
急に都会へ来たことを感じる。。
思わぬところで花火鑑賞!
● 1999/08/02(Mon) Geneve/Geneva
今日はまる一日ジュネーブでひといきです。とは言ってもまずは国際連合ヨーロッパ本部を始めとしてジュネーブ市内散策です。
国際連合ヨーロッパ本部
なんかテレビで見たことある。。
イギリス公園にある綺麗な花時計
レマン湖の大噴水! 虹も綺麗ですね!!
● 1999/08/03(Tue) Geneve/Geneva -> London ->
● 1999/08/04(Wed) -> Tokyo
ジュネーブ 8:45 -(BA723, B757)→ 9:30 ロンドン/ヒースロー 13:25 -(BA005, B747-400)→ 9:10 東京/成田
ジュネーブ駅構内の自動販売機。圧巻!
上空から見たロンドン。家がうさぎ小屋みたい!?
● あとがき
ここまで旅行に付き合って下さった貴方、大変ありがとうございました。
また時間がありましたら、一緒に世界の旅へ出かけましょう。
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